交通事故の治療

交通事故むちうちの治療

交通事故の怪我の治療は初めが肝心です

交通事故の怪我でお悩みですか?

  1. レントゲンで骨は異常ないと言われた
  2. 湿布や痛み止めで良くならない
  3. リハビリの電気は気持ちいいだけ
  4. 首が痛くて眠れない
  5. 手がしびれてチカラが入らない

そんなむちうちなど交通事故のお怪我はご相談下さい。

当院では、交通事故専門の鍼灸治療で一人ひとりのお身体の状態にあわせた治療計画を立てて早くしっかり良くなるように心がけています。

交通事故の怪我がなかなか治らない、治療をどうはじめたら良いのかわからないなど交通事故の治療に関してもお気軽にご相談下さい。

鍼灸治療の効果

交通事故のお怪我には鍼灸治療が有効です。

交通事故の怪我には、むちうち、頭痛、腰痛、手のしびれ、むちうちによるめまい、睡眠障害等があげられます。

骨折等レントゲンで確認できる怪我には整形外科等での治療が必要になりますが、最後まで症状が残るのは、レントゲンで確認できない筋肉などの軟部組織の痛み、機能障害です。

鍼灸治療では、急性期での痛みにも治療が可能だけでなく、健康保険の鍼灸適応でもある「頚椎捻挫後遺症」等の慢性的な症状にも対応できます。また、WHOでも鍼灸の適応症として

神経痛、神経麻痺、頭痛、めまい、不眠、自律神経失調症頸肩腕症候群、頚椎捻挫後遺症、外傷の後遺症(骨折、打撲、むちうち、捻挫)

と公表されているように、交通事故の怪我を早く、しっかり治せる治療となります。

治療費について

交通事故で被害に遭われた怪我を保険で治療する場合、基本的には窓口での費用はかかりません。

治療費は、後日、鍼灸院から相手の保険会社に請求する形となります。

当院では、自動車損害賠償保証法の第16条の3【支払基準】

保険会社は保険金を支払うときは、死亡、後遺障害及び傷害の別に国土交通省及び内閣総理大臣が定める支払基準に従ってこれを支払わなければならない。

という条文があり、この支払基準として

自動車損害賠償責任保険の保険金等及び自動車損害賠償責任共済の共済金等の支払基準
金融庁・国土交通省告示第1号

免許を有する柔道整復師、あんま・マッサージ・指圧師、はり師、きゅう師が行う施術費用は、必要かつ妥当な実費とする。

に則って請求します。

損保治療開始の流れ

交通事故の被害に遭われた後、鍼灸治療を開始するまでの基本的な流れは以下のとおりです。

  1. 警察に連絡
  2. 人身事故の手続き
  3. 相手の保険担当者に連絡(鍼灸治療希望)
  4. 鍼灸院へ、損保治療の予約をする
  5. 鍼灸院で、鍼灸用の診断書をもらう
  6. 病院で鍼灸用の診断書を書いてもらう
  7. 鍼灸院で治療開始

治療の流れ

問診

初診時には、まず事故状況の確認、事故処理の状況、自覚症状の確認、症状経過と病院での診断、治療の確認をおこないます。

問診内容

  1. 事故状況の確認
  2. 事故処理の状況確認
  3. 自覚症状の確認
  4. 診断・治療状況の確認

その後、改めて症状の疑わしいことを質問します。

検査

交通事故むちうちの検査

問診の次は、病院での診断、症状で疑わしいところを確認のため検査します。

むちうちなど首の症状にはジャクソンテストやスパーリングテスト、ふらつきなどめまいの症状を訴える場合には眼振等の検査、腰痛を訴える場合には、SLR、FNS、膝蓋腱反射やアキレス腱反射等、適宜確認します。

ここでの検査確認事項は、後ほど交通事故での治療費請求書に記入しなければなりません。

治療の説明

検査の結果を踏まえて、体の負傷具合がどの範囲、重症度がどのくらいなのか確認したうえで治療計画を立てます。

治療計画が整理できたら、患者さんにお体の状態の説明、これから必要な治療をご説明します。

特に、鍼灸治療は経験がなく怖がる患者さんもいますので、安心して治療を受けられるよう心がけています。

鍼灸治療

交通事故むちうちの治療

「鍼」と聞くと怖がる患者さんもいますのでご説明したいと思います。
治療に使用する鍼は、1本1本滅菌済みの使い捨ての鍼で、治療後すぐに廃棄します。

この鍼は、世界一繊細で精密な日本製の鍼で、直径約0.1mmと非常に細く、髪の毛と同じ位の太さです。
また、針先は、研磨してバリや角をなくしている繊細な構造となります。

鍼治療は、注射のように1箇所、1回で終わるものではありません。そのため、患者さんが不快にならないよう、治療中にほとんど鍼の痛みを感じないような手技の工夫をしておこないます。

鍼治療の適応は、事故直後の炎症がある状態でも可能となります(出血や骨折等の影響で患部にはできない場合もあります)。また、時間が経過して慢性化し始める時期にも治療が可能です。

鍼治療の効果のメカニズムには、軸索反射内因性オピオイドの生成ゲートコントロール下行性疼痛抑制等の複雑な機能が痛みのある局所(末梢)、脊髄、脳の場所でそれぞれ働き、痛みを止めたり、障害部位の回復を促したり、機能改善を促してくれます。

鍼灸治療の効果

  1. 鎮痛作用
  2. 自己修復力の改善
  3. 免疫力の向上
  4. 自律神経機能の活性化

以上のような理由から、鍼灸治療は、レントゲンでは異常がない痛み、薬やリハビリではなかなか変化が見られない痛みなどに効果を発揮します。

今後の説明

初診で一通りの治療が終わりましたら、これからの治療計画をもう一度確認します。

患者さんの症状度合いによっては、定期的な治療だけでなく、台風などの低気圧の影響で症状がぶり返し、予定外の治療が必要なことなど注意事項をご説明します。

ぎっくり腰の治療

交通事故Q&A

鍼灸治療は交通事故の保険が使えないと言われました
担当者によっては、鍼灸治療のことは知らず「鍼灸治療は使えない」と言われれてしまうことも少なくありません。しかし、自動車損害賠償保証法の第16条の3【支払基準】では、
保険会社は保険金を支払うときは、死亡、後遺障害及び傷害の別に国土交通省及び内閣総理大臣が定める支払基準に従ってこれを支払わなければならない。
という条文があり、この支払基準として
自動車損害賠償責任保険の保険金等及び自動車損害賠償責任共済の共済金等の支払基準 金融庁・国土交通省告示第1号
では、当院の場合、傷害による損害として
免許を有する柔道整復師、あんま・マッサージ・指圧師、はり師、きゅう師が行う施術費用は、必要かつ妥当な実費とする。
と明記されています。
診断書がないと鍼灸治療はできないと言われました
交通事故で被害に遭われ、鍼灸治療を希望した時、相手の保険会社から「診断書がないと鍼灸治療は認めません。」と言われる事例も少なくありません。 基本的に、交通事故での怪我の治療では、診断書があったほうがスムーズに進みますが、必ずしも診断書が必要というわけではありません。 自動車損害賠償保障法及び自動車損害賠償責任再保険特別会計法の一部を改正する法律の施行等に伴う政令、省令及び関係通達等の制定及び改正並びに支払基準の制定に関するパブリックコメントの結果についてでは
「鍼灸治療に係る医師の同意の要件を外すべき。」という意見に対して 「支払基準ではそのような規定を設けておりません。」回答としています。
しかしながら、担当者によっては鍼灸治療の健康保険の制度(同意書)と勘違いして伝えてくる場合もあります。
健康保険を使って鍼灸治療するように言われました
健康保険の制度には第三者行為のケガとして扱う場合もあります。これは、被害に遭われた方ではなく加害者のケース、そして被害者様が、示談が終わった後に治療を希望する場合です。鍼灸治療で健康保険を使用する場合、傷病名が決まっており、その項目の一つが「頚椎捻挫後遺症」いわゆるむちうちの後遺症となります。
整形外科で治療していますが鍼灸治療できますか
もちろん大丈夫です。整形外科の治療の良いところと、鍼灸治療の良いところを利用していただければと思います。 注意点としましては、同じ日に整形外科の治療と鍼灸治療はおこなえないと思って下さい。