レントゲンで骨に異常がない腰痛
原因不明の腰痛は筋筋膜性腰痛
腰痛の85%は原因不明という調査結果があります。
腰痛がつらく、やっとの思いで病院に行くと
「骨に異常はありません」
「とりあえず湿布を出しておきます」
「痛み止めの注射を打ちますね」
など簡単に流されるケースもあります。
日本人のほとんどが腰痛に苦しんでいる
腰痛を訴える患者さんは、日本にどのくらい存在するのか、厚生労働省研究班の調査によると、腰痛持ちの方は全国に2800万人おり、40~60代の約4割が悩みを抱えています。
平成22年の調査では、現在気になる体の症状として、腰痛は、男性で第1位、女性では2位となっています。
また、日本国民の通院状況では、高血圧や歯の治療、糖尿病に次いで腰痛治療のために医療機関を受診しています。
腰痛の原因とは
腰痛患者は、8割が原因不明でなかなか治らない。
腰痛の本当の原因とは何でしょうか?
腰痛の原因のうち、15%は、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症、腰椎分離症・すべり症などレントゲンやCT、MRI、血液検査などで診断できるものです。
それでは、原因不明とはどういうことなのか?
それは「診断できないもの」ということです。
「診断できない」の意味は
「検査では、病変があらわれないから腰痛かどうか判断できない」
ということです。
これだけ多くの患者さんが腰痛を訴えているのに原因がわからない。
では、なぜ腰に痛みが出ているのでしょうか?
本当の腰痛の原因とは?
- 筋肉など痛みの検査、診断がつけにくい軟部組織の損傷
- 筋肉に痛みが出る原因は、疲労性の緊張と心理的なもの
があげられます。
心理的なものとは、仕事や生活の中で生じるストレスです。
近年では、ストレスと腰痛の関係性が重要視されてきました。
ストレスと腰痛の関係は労働災害にも大きな影響を及ぼしているため、国を挙げて腰痛対策の施策をおこなっているくらいです。
では、日本においてどのくらいの方が悩み、ストレスを抱えているか?
厚生労働省が発表した平成22年国民生活基礎調査では、12歳以上の国民のうち、46.5%が悩みを抱えているという調査結果でした。
腰痛患者さんが2800万人で、国民の約半数が悩みを抱えているということは、原因不明の腰痛として診断され、湿布などの消炎鎮痛剤でも効果がなく腰痛難民として悩んでいるということです。
それではどうすれば腰痛が改善されるのか?
腰痛には鍼灸治療です。
気分転換をして、ストレスを発散することも腰痛対策です。
気持ちのいいマッサージや、電気などの治療を受けるのも予防法です。
しかし、筋肉に対して、そして、ストレスで乱れた自律神経を整え、腰痛を根本から治療でき、副作用もない治療法は鍼灸治療しかありません。
鍼は痛そうなど鍼灸治療に対して抵抗のある方も多いと思います。
そんな時は、まず治療の前に、ご来院、もしくはご連絡いただければ、腰痛の原因を再確認して、鍼灸治療をすればどのようになるのか一人一人の症状にあわせてご説明します。
腰痛に悩んで何もしない、いろんな治療をうけて悩むのではなく、まず鍼灸治療を考えてみてください。
当院は、いつでもご相談を承ります。
1人で悩まず、鍼灸治療でつらい腰痛を改善させましょう。