みなさんこんにちは
田原市のなばな鍼灸院です。
例年より寒い日が少なかった今年の冬も、3月に入り、いよいよ春を迎えようとしております。
田原市福江町にある、免々田川(めめたがわ)沿いの河津桜も、間もなく満開を迎えそうです。
日中は小春日和ではありますが、日が暮れて夕方になると気温は一気に下がり、冷え込みを感じますので、体温管理を十分におこなっていきましょう。
コロナ感染症の大騒動もいつのまにか過去の出来事、そして4月になれば令和生まれの新入生が誕生します。
そんな中、先日来られた患者さんから、4月から小学生になる娘さんの様子がいつもと違って最近おかしいという相談を受けました。
正月明けは、家族や親戚の方からも「4月から小学生だね」と言われ、本人もすごく喜んでいたのに、2月の下旬にランドセルや文房具など、小学校の入学に必要な道具が少しづつ家に届くにつれ、
- 必要以上に怒りだしたり
- 急に甘えだしたり
- 保育園に行きたくないとかんしゃくを起こしたり
と急に情緒不安定になってしまい、毎日大変だという事でした。患者さんはここにきて「疳のむし」かな?と言われておりましたが、この時期になると毎年、新生活を迎える予定の子供さんによくみられる症状の一つであることを説明させていただきました。
お友達と一緒に生活をしながら、集団での生活学ぶ保育園から勉強や活動を通じて、自立の第一歩となる小学校への入学は、子供にとっても大きな不安とストレスの原因になることは間違いありません。

慣れ親しんだ保育園を離れ、安心できる人として認識していた保母さんやお友達と別れるということは、子供でも十分に認識できる不安となり、安心を求め行動に反映されるようになります。
そんな時は、できるだけ不安でいっぱいのお子さんに気をかけて、安心できる場所を作ってあげることが大事になります。
得体のしれない不安は、親御さんの前なら消え去っていく安全地帯であるということを再度認識させてあげたうえで、最初はこれをしてみようといった小さな目標を立てて、成功したらしっかりほめて自信を一つづつ積み上げていくということを続けていくことにより、不安に打ち勝つ力を身に着けていくことができます。
ただ それでも症状に落ち着きが見られないようでしたら「小児はり」の治療をおススメいたします。

ストレスから交感神経が高まり、緊張が強くなった体に小児はりをおこなう事によって、副交感神経が優位となり、不安やストレスを軽減することが可能です。
人生の門出となる最初の一歩を、元気いっぱいで迎えられるように私たちも精いっぱい応援させていただきたいと思います。
お困りの際はぜひご連絡ください。

